本書の内容
心がもろく、過度に傷つきやすい若者が増えています。他人とのコミュニケーションがうまくとれない人も少なくありません。「うつ病」になる若者も増えています。この本では、その背景に何があるのか、そうした若者たちに対し、職場で言えば上司が、家庭で言えば親が、どのように向き合い、接していけばいいのかを、臨床心理士である著者が豊富な事例をもとにわかりやすく解説してくれます
目次はこちら(クリックで内容が表示されます)
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第1章 カウンセリングルームを訪れる若者たち
1.心身に不調が…
――何に悩み、何に苦しんでいるのか
2.人間関係がうまくいかない
①いじめに関する相談
②上司、先輩、後輩との関係に関する相談
③夫婦関係に関する相談
④親子関係に関する相談
3.仕事、学業への不安・不満
①仕事のプレッシャー、行き詰まりに関する相談
②仕事、学業への迷い
第2章 浮かび上がる若者たちの傾向
<傾向1>わからないことが聞けない、相談できない
――20代、30代の未熟な横顔
「相談するなんて恥ずかしい」28歳 綾子さんの場合
「弱音が吐けない、本音で話せる人がいない」32歳 憲二さんの場合
「安心して話せるのは母親だけ」35歳 智子さんの場合
<傾向2>失敗がこわい
「失敗するなんて考えられない」大学2年 由利さんの場合
<傾向3>自分から働きかけられない
「友だちの思惑が気になってしかたない」大学3年 ゆかさんの場合
「他人に馬鹿にされている気がする」大学1年 祐介君の場合
「自分から声をかけるのがこわい」大学1年 悟君の場合
<傾向4>自己中心の発想から抜け出せない
「自分の気持ちを何よりも優先させたい」25歳 郁子さんの場合
<傾向5>将来イメージがない
「将来なんて考えたことがない」大学3年 祐樹君の場合
<傾向6>言語表現が苦手
第3章 家庭環境から見えてくること
1.心の距離の遠い家族
――何が彼らの〝未熟さ〟を生んだのか
心の内を見せることのないままに…
背景には家族が共に過ごす時間の減少が
2.干渉しすぎる家族
子どもの好奇心を奪う過干渉
会社を休んで相談にくる父親たち
3.否定的な家族
自分の感情に自信がもてない
「共感」を示すことの重要性
放任は問題になりにくいが…
父親との心の距離が遠い
第4章 若者の「うつ病」
①職場結合性うつ病
――どんな病型が職場で増えているか
②逃避型抑うつ
③未熟型うつ病
第5章 職場で求められること
1.話を聴く
――自信をなくした若者たちのために
2.言葉を選ぶ
3.声をかける
4.よいところを伝えていく
5.手を貸して行動させる
6.具体的なアドバイスを
7.見守ることと待つこと
8.心療内科に通い始めた部下に
そして主体性の回復へ
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